こんにちは!わたし・・・こと,すだちです。
「わたしのはなし」を開いてくださり,ありがとうございます。
この記事を見てくださっているあなたは,わんちゃんを飼いたいと,ぼんやりと考えているのではないでしょうか。
しかし,わんちゃんは「かわいい」という感情だけでは飼育を続けていくのが困難です。数十年一緒に過ごしていく家族になるのですからね。
ということで,今回は,人気のあるペットだけれど飼育が難しいわんちゃんの犬種を10種類ご紹介していきます。特徴や性格もご紹介していきますので,ペットを選ぶ際の参考にしてみて下さいね。
ジャックラッセルテリア
寿命が12~16年と長生きな犬種であるジャックラッセルテリアは,体高より体長が長めで,白をベースとし大きな模様が入っているのが特徴です。
また,筋肉質な体に小さな顔,やや長めのマズルに耳は垂れ耳もしくは半直立ち耳で,キュートな見た目が特徴の犬種です。
もともとは猟犬として活躍していたため臭覚に優れており,訓練性も高く,しつけのしやすい犬でもある一方で,しっかりと訓練を行わないと悩みのタネともなりえる犬種です。
加えて,気の短い一面もあり,とてもやんちゃなので意外な行動を起こすことがあります。その制御ができる主従関係をつくっておくことが大切です。
さらに,運動量もたくさん必要なため,飼い主の生活環境や飼育環境もよく考えてから飼育する必要があります。
「いたずら好き」,「正真正銘のハンター」などと言われている犬種であり,初心者の方にはしつけが難しい場合もあるようです。
ビーグル
ビーグルはがっちりとした骨格にアゴの部分まで垂れ下がった大きな耳が特徴で,平均寿命が12~14年と長生きな犬種として知られています。胴は長めで被毛は短毛です。臭覚に優れており,地面の匂いを嗅ぎわけ獲物を追うことができます。
そして,大人気キャラクターである「スヌーピー」のモデルとなった犬でもあるビーグルは,その大きな垂れ耳がチャームポイントで人気の高い中型犬です。
また,狩猟犬として働いていたためとても賢く,人間とのコミュニケーションを大切にし友好的です。
その反面,寂しがりな一面もあり,ストレスがたまりやすい犬種でもあります。その他にも,縄張りを守ったりと,吠え癖がつきやすい犬種でもありますので,幼いころからしっかりと訓練をする必要がありますので,「かわいい」からと安易に飼育できる犬ではありませんよ。
ウェルシュコーギーペンブローク
コーギーは,可愛らしい顔と短い足でヨチヨチした歩き方がチャーミングな犬種です。一見すると初心者にも飼えそうな犬種に見えますよね。
しかし,コーギーの中には神経質で攻撃的な性格の子が見られることも多くあります。
また,ダックスフンド以上に,体に対して足が短いために骨の病気も多く見られます。
加えて,足が短いことから太らせてしまうと脚や関節に負担が掛かってしまうため,他の犬種以上に厳格に体重管理を行う必要があります。犬種についての勉強と理解が必要なため,初心者には飼いにくい犬であると言えます。
ダルメシアン
白地に無数の斑点が印象的なダルメシアン。「101匹わんちゃん」のモデルになった犬種でも知られていますよね。その体型は筋肉質でありながらスマートな姿をしており,垂れ耳で,滑らかな短毛に覆われているのが特徴です。優雅で気品があり,走ることが大好きで,とても活発な一面があります。昔は馬車と一緒に走っていた犬種のため,持久力がとてもありますので,たくさんの運動量を必要とします。
また,飼い主や家族には愛情深く,コミュニケーションを積極的にとろうとしますが,飼い主以外には警戒心を強くみせることがあります。
さらに,番犬として活躍していたことから,常に外を警戒するところがあったり,頑固な性格の持ち主でもありますので,初心者にはしつけが難しい犬種です。社会性を高めてあげる訓練も必要であり,上級者向けの犬種と言えます。
セントバーナード
セントバーナードは,大きな垂れ耳にがっしりした骨格と筋肉をもっており,厚いダブルコートに覆われているのが特徴です。とても大きな体に愛嬌のある顔が可愛らしく,温厚でやさしい性格をしています。知能も高く賢いので,現在でも山岳救助犬などとして人々の役に立ち大活躍しています。辛抱強く,与えられた支持をしっかりこなす責任感のある犬種でもあります。
ただ,セントバーナードの特徴である,大きな体は成犬で90kgほどにもなったりと,飼育していくのが難しい犬種です。
また,特に病気になってしまって歩行が困難になった場合など,1人では面倒を見ることができないでしょう。
そして,小さな頃からしっかりとしつけを行わないと,その大きな体でいたずらをしたりなど,手に負えないこともしばしばです。
訓練がしっかりと行える上級者向きの犬種と言えます。
半分まで見てきましたが,いかがでしょうか。飼育が難しいわんちゃんの特徴としては,多くの運動量が必要だったり,しつけが難しいといったことが大きいようですね。わんちゃんを自宅にお迎えしたら,家族の一員として過ごしていきますから,自分がどの程度,飼育ができるのか考えてみてくださいね。それは,わんちゃんのためでもあり,自分のためでもありますよ。
それでは続きを見ていきましょう。
ボーダーコリー
わんちゃんの中でも,最も高い訓練性能を持つことで知られているボーダーコリー。
賢いのだから,躾もしやすいのでは?と思われがちですが,賢い犬種は自分が認めた相手の言うことしか聞かないプライドの高さを持ち合わせていることも多く,ボーダーコリーその傾向にあります。
また,比較的体の大きな中型犬であり力もあるため,無理に飼い主が言うことを聞かせる,力でねじ伏せるというのも難しいでしょう。
さらに,知能の高さだけではなく,牧羊犬であることから運動要求も高いため,「天気が悪いから」,「自分の体調が優れないから」・・・という理由で散歩を休みたいという甘えを許してくれるような性格でもありません。
賢い故にワーカホリックとも形容される犬種ですので,初心者には飼いにくい犬であると言えます。
シベリアンハスキー
立ち耳にとても厚い下毛のダブルコートであるのシベリアンハスキー。筋肉質で骨格もがっちりとしており,極寒の気候に耐えるための皮下脂肪も貯えているのが特徴です。一見クールな印象の見た目とは裏腹に,飼い主以外の他人にも愛想をする友好的な一面も持ち合わせています。性格も明るく,警戒心を強くみせることはあまりないでしょう。
シベリアンハスキーと言えば,ソリ引きしている印象がありますよね。まさにその通りで,ソリ引きができることから,とても体力のある犬種です。そのため毎日たっぷりの運動が必要であり,飼い主の生活環境や飼育する環境はとても大事になります。ストレスがたまってしまうと攻撃的になりやすいので,しっかりとストレス解消をしてあげられる方でないと飼育は困難でしょう。
また,寒い地域で生活していたため寒さには強いですが,暑さにはとても弱いので,熱中症対策も他の犬種より注意深く行うことが必要になります。
ブルドッグ
寿命が8~10年と短いブルドッグは,がっちりとした体型に,シワの多いユニークな顔が特徴です。足が短いため重心が低く,安定感があり広い肩幅と大きな頭部をもっています。スムースの被毛や大きな立ち耳,短いマズルが印象的な犬種です。はるか昔は攻撃的な犬種でしたが,現在は品種改良されとても温厚な性格の持ち主です。ユーモア溢れる明るい性格で,神経質ではないため警戒心も強くなく飼育しやすい中型犬です。
また,飼い主や家族には強い忠誠心を持ち,愛情深い一面がありますので,家族の一員として,子どもがいるご家庭でも仲良く暮らすことができます。
ただ,ブルドッグは,シワのある顔のお手入れや,食いしん坊な性格から肥満対策など,健康管理に気を配らなければならない犬種です。シワをこまめに拭いてあげたりなどのケアから,体温調節な苦手なため室温の管理など飼い主がしっかりとコントロールしてあげる必要がありますので,マメな飼い主でないと飼育は難しいと言えます。
加えて,その食いしん坊な性格から,可愛いからとなんでも食べさせていては肥満となり病気になってしまいますので,しっかりとけじめをつけながら飼育ができる方に向いている犬種です。
秋田犬
まるで柴犬を大きくしたような可愛らしい見た目が特徴の秋田犬は,足が長く腰高でがっしりとした体格をしており,短毛の大型犬です。トップがありマズルは中くらいの長さなのが特徴で,三角の立ち耳がキュートです。忠誠心が強く,飼い主や家族には深い愛情を示します。近年人気を集めている秋田犬ですが,他人には警戒心を強くもつため,小さな頃からしつけをしっかりとおこなうことが必要です。
また,かなりの運動量を必要としますので,初心者の方には飼いにくい犬種といえるでしょう。抜毛も多く,その大きな体を毎日お手入れするのも大変ですので,上級者向けの犬種です。
地域によっては,特定犬(人に危害を加えるおそれがあるものとして規則で定める犬種に属する犬)にも指定されているほどで,安易に飼育できる犬種ではありません。
アメリカンコッカースパニエル
平均寿命が12~14年と長生きな犬種であるアメリカンコッカースパニエルは,筋肉質な体型が特徴で,大きな垂れ耳が可愛らしい中型犬です。被毛は厚く長毛で,大股で歩く姿がとても優雅で,スッとまっすぐ伸びた首が印象的です。もともとは猟犬だったため,運動能力に優れておりとても賢く活発です。神経質な性格ではないため警戒心も強くなく,人懐こい性格の持ち主です。
一方で,アメリカンコッカースパニエルは,病気が多い犬種としても知られており,その大きな垂れ耳から耳の病気や皮膚の病気,先天的に目の病気や慢性的な肝炎などといった遺伝疾患が多い犬種です。
そのため,病気になった時のことも考えた経済力や生活環境を考慮して,飼育を始める必要があります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回のおはなしは,飼育が難しいわんちゃん10種についてご紹介しました。「飼育が難しい」と聞くと,つい悪い印象を持ってしまいがちですよね。
しかし,上記でご紹介した犬種は,どれもきちんとした関係を結べれば,相棒とも呼べる素晴らしい存在になってくれる犬種たちばかりです。決して初心者は絶対に飼うべきではない,わんちゃん・・・というわけではないので,飼う前にはしっかりと勉強をして知識を深めることが大切ですよ。
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